季節の変わり目に体調を崩しやすいのはなぜですか?

10月は朝晩と日中の気温差が大きくなり、夏の疲れを感じやすい時期です。

「眠りが浅い」「頭が重い」「首や肩がこる」「胃腸の調子が安定しない」など、いくつかの不調が重なって相談に来られる方もいます。
季節の変わり目の不調には、気温や気圧の変化だけでなく、睡眠時間、仕事や子育ての忙しさ、冷え、食事、運動量など多くの要素が関係します。
身体は外部環境に合わせて体温や血流などを調整していますが、負担が重なると、その変化についていきにくくなることがあります。
こうした症状を「自律神経の乱れ」という言葉だけで説明することがあります。確かに自律神経は、体温調節、循環、消化、睡眠などに関わります。
しかし、頭痛や倦怠感、動悸、めまいなどの原因は一つではありません。貧血、甲状腺の病気、感染症、心臓や耳の病気などでも似た症状が現れるため、すべてを自律神経の問題と決めつけないことが大切です。
当院では、症状が始まった時期、睡眠や食欲、月経の変化、服薬、仕事や家庭での負担などを伺い、身体の状態を確認します。
そのうえで鍼灸が選択肢になり得るかを考えます。急に始まった強い症状、発熱、胸痛、息苦しさ、繰り返す失神、進行するしびれや筋力低下などがある場合は、鍼灸より先に医療機関へご相談ください。
日常では、急に厚着をするより脱ぎ着しやすい服装を選び、睡眠時間と食事の間隔を大きく崩さないことが基本です。
特別な健康法を増やしすぎず、体調の変化を簡単に記録するのも役立ちます。

鍼灸は季節を問わず、現在の状態に合わせて刺激量を調整します。日野市や多摩地域で、秋になると毎年不調を感じる方も、まずは症状の経過をお聞かせください。

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