こんにちは。
日野市の百草園駅前鍼灸院、受付の大井です。
昨日はとても暖かかったですね。
上着無しで歩いていても気持ちよくお散歩ができるような陽気でしたが、
スギ花粉もピークなのが私はつらいところです。
そんな中、立川を歩いていたらミツマタの花が咲いているのを見つけました。
ミツマタの名前の由来は枝が必ず三叉状に分かれるところから来ています。
花を見ると気付くかもしれませんが、同じく春に花を咲かせ、とても良い香りで知られるジンチョウゲ(沈丁花)に似ています。
ミツマタはジンチョウゲ科なので同じように良い香りがします。
とはいえ、ミツマタの外見は地味目なのですが私達の生活にとても身近なものの原料なのをご存知でしょうか。
ミツマタの樹皮(枝部分)はとても丈夫なのでこの繊維を原料として和紙が作られ、こすれや折り曲げに強いという特徴を持っています。
この和紙からできるのが日本のお札、紙幣です。
調べてみたところ、正確には日本紙幣の和紙はミツマタとマニラ麻の混合で作られているらしいのですが、他の国の木材パルプから作られる紙幣などと比べても丈夫で水にも強く耐久性があり、とても優れているそうです。
枝が三本に分かれている植物を見かけたら「お札のミツマタかな?」と観察してみて下さい。
