こんにちは
日野市の百草園駅前鍼灸院です。
本日も頂いた質問に回答していきます。
Q,なぜ痛みの無い場所にも鍼を刺すのですか?
A,鍼灸治療では、痛みのある場所とは異なる部位に鍼を行うことがあります。これは、東洋医学における「経絡(けいらく)」という全身のつながりを重視した考え方に基づいています。経絡を通じて体全体のバランスを整えることで、痛みの原因そのものに働きかけていくためです。
また、現代医学的に見ても「痛みのある場所=原因の場所」とは限りません。痛みはあくまで結果として出ている症状であり、その背景には筋肉や神経の緊張、血流の滞り、姿勢や生活習慣など、さまざまな要因が関わっています。そのため、症状が出ている場所以外にアプローチすることで、より根本的な改善につながります。
少し不思議に感じられるかもしれませんが、こうした方法は臨床的にも効果が確認されており、多くの患者さまに安心して受けていただいております。
ご不明な点や気になることがあれば、どうぞ遠慮なくお尋ねください。
