こんにちは。
日野市の百草園駅前鍼灸院、受付・大井です。
今日は映画の話題です。
ダスティン・ホフマンが主演で1979年に制作された「クレイマー、クレイマー」という映画をご存知でしょうか?
私はとても好きな映画なのですが、最近観る機会が無かったのでBlu-rayディスクを購入して久しぶりに鑑賞しました。
ストーリーは_
舞台はニューヨーク。
家庭を顧みず仕事人間の男性テッド。
ある日帰宅すると突然、妻のジョアンナが彼に別れを告げて6歳の息子ビリーを置いたまま家を出てしまいます。
子育ても家のことも全て妻に任せきりだったテッドの生活は一変。
慣れない家事、息子の世話に四苦八苦…
今までそれほど子煩悩でもなかった父親よりも母親を求める息子のビリー。
昇進間際だった仕事も失敗続き。
それでも必死に子育てと仕事を両立させ、息子との生活にも慣れ絆も深まった頃、家を出ていったジョアンナがビリーを引き取りたいと連絡を取ってきます。
そこから、テッドとジョアンナの親権争いの裁判が始まり…
突然始まった父と息子だけの生活に混乱していた2人が次第に落ち着きを取り戻し、深い愛情で結ばれてゆく過程が見事に描かれています。
妻や母としてしか見られない人生に絶望し、一人の女性として、人間として生きたいと家を出たジョアンナにも女性は共感できると思います。
法廷で争いながらもテッドとジョアンナは憎み合っている訳ではなく、お互いに愛する子どもを手放したくないという気持ちだけです。
その結末は…
主演のダスティン・ホフマン、共演のメリル・ストリープ、息子役のジャスティン・ヘンリー、3人の演技の上手さに、何度観ても引き込まれます。
息子役のジャスティン・ヘンリーは受賞はしなかったものの、史上最年少でアカデミー助演男優賞にノミネートされたそうです。
原題は「Kramer vs Kramer」です。
ヒューマンドラマがお好きな方、ぜひ観てほしい1本です。
