道端の薬草

こんにちは
日野市の百草園駅前鍼灸院、受付・大井です。

オオバコという名の植物をご存知でしょうか?
最近は昔より少なくなった気がしますが、田畑の脇道や舗装されていない遊歩道、公園の原っぱなど、人が行き交う場所に生えているよく見かける植物です。
オオバコは深緑色の厚手の大きな葉を広げて逞しく生えるので雑草のように感じますが、薬草としても有名です。
葉を煎じて飲めば咳や痰などを抑え喉を整える作用、強壮、降圧効果もあるそうです。
私が子供の頃、手の甲になかなか治らない湿疹ができました。
田舎育ちの父が「オオバコが効く」と言い、オオバコの葉を採ってきて火で炙り揉んだ葉を手に貼ったら、数日で綺麗に治ったことを覚えています。
調べたところ、炙った葉は強力な排膿、排毒効果があるとの事です。

よく通る遊歩道の真ん中にもオオバコが群生しています。
なぜ道の真ん中に?と不思議でしたが、種を遠くまで運んでもらう事を想定して意図的に人が踏むような場所に生えるというので驚きます。

見慣れたオオバコですが、私にとっては「あの時はありがとう」という気持ちと懐かしさを感じる植物です。

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