こんにちは
日野市の百草園駅前鍼灸院です。
先日患者様からこんなご質問を頂きました。
Q,これと言った強い痛みや症状などは無いが、なんとなくだるいとか疲れやすいというのも診てもらえますか?
A,もちろん、大丈夫ですよ。病名がついていなくても拝見することができるので、ご安心ください。
中国伝統医学のすごいところは“予防が得意”ということです。特に病名がなくても、症状がなくても、脈の状態を細かくみることで体の機能の変調をとらることができます。
実際に生活をしていると誰でもストレスを感じます。肉体的ストレス、精神的ストレスという具合に。これは自覚できる場合とできない場合があります。自覚できるまで負荷が多くなると症状となり、病気となります。理想を言うと、自覚する前にストレスを取ってしまうことです。これが予防です。
昔の中国の本には、上医、中医、下医という分け方があります。なんとなくイメージ湧きますね。上医はとても良い治療者。中医は良い治療者。下医はまあまあな治療者です。
昔の本にはもっと具体的に書いてあり、
・上医は、未だ病まざるものの病を治す
・中医は、病まんとするものの病を治す
・下医は、すでに病みたる病を治す
とあります。
上医と中医は病になる前に治すということですね。
参考までに別の分け方もあります。
「上医は国を治し、中医は人を治し、下医は病を治す」
いや~壮大な話になってしまいますね。
これだと上医は政治家でないと難しそう。。。